EIP-1559とは簡単にまとめるとイーサリアムの手数料システムをアップデートしたものになります。
もともと、イーサリアムもビットコイン(BTC)が採用しているオークション形式の手数料支払モデルでした。
EIP-1559の実装により、ブロックチェーンの混雑度合いに応じて手数料を上げたり下げたりするモデルに変更しました。
また、マイナーに支払われる手数料の一部がバーン(焼却)され、マイナーの収益が減るシステムでした。
だから、アップデートの前にマイニングプールやマイナーから反対の声がたくさんありました。
つまり、今までのイーサリアムは使われれば使われるほど手数料が高騰し、5月みたいに異常の数値になったりします。
EIP-1559の実装により、手数料の高騰を抑えることが可能になりました。
マイナーの発掘量が減りますが、イーサリアムの利用者にとって、より利用しやすくなるアップデートでした。
具体的にどのくらい減るかの計算方法など、私も分かりませんが、数値上20%〜30%減るじゃないかなとよく言われています。
私がマイニングしていて、体感上20%くらい発掘量が減ったかなと思います。
ただし、あくまでも発掘量が減っただけで、イーサリアムの価値が上昇したため、実質トントンでした。
9月に入ってから、イーサリアムが急騰し、4,000ドルへ目指そうとしています。
急騰の理由について、一部のデータを見ながら、個人的な見解を解説します。
①供給減少によるインフレリスクが低下
ロンドンハードフォークにEIP-1559の実装から、まもなく1ヶ月になりますが、既に約18万枚のETHが焼却されました。(9月3日時点)
1日(24時間)約11,000枚焼却されます。
ここで気づいた方もいると思いますが、
イーサリアム1日のマイニング数量が確かに12,000枚になります。
EIP-1559の実装により、毎日11,000枚が焼却されます。
つまり、実際に今後ETHの枚数がほぼ増えないシステムになっています。
②金融緩和により、世の中お金が余っているため、仮想通貨市場へ流入しつつあります。
③ビットコインを超えるポテンシャルがあるのは、今のところイーサリアムしかありません。